【偏差値更新】東北学院大学【2020】
河合塾の偏差値2020年度版が発表されました。
今回は東北学院大学を見ていきます。
文 英文 47.5↓2.5
法 45.0→
経済 経済 45.0→
経営 47.5→
教養 47.5↑2.5
東北学院大学は全体ではほぼ変化が見られませんでした。
東北の伝統校ではあるものの東京一極集中を前に苦戦しているように思います。
同じ地方私大でも北海道の北海学園大学は偏差値を伸ばしましたが、これは東京との距離が関係しているように思えます。こちらは東京に近いためMARCHなど東京の私大に受験生を奪われているのかもしれません。
東北地方でのブランド力を守りつつ、東北ならではのアイデンティティーを作り出して他の地方の受験生も引きつけることがこれからの東北学院大学には重要になりそうです。
【偏差値更新】産近甲龍【2020】
河合塾の偏差値2020年度版が発表されました。
今回は京都産業大学、近畿大学、甲南大学、龍谷大学、いわゆる産近甲龍の4大学を見ていきます。
京都産業大学
外国語 英語 52.5→
文化 京都文化 52.5→
現代社会 現代社会 52.5→
法 法律 52.5↑5.0
経済 50.0↑2.5
経営 マネジメント50.0→
近畿大学
文芸 文 創作評論 55.0→
総合社会 社会 57.5↑2.5
国際 グローバル 57.5↑2.5
法 57.5↑2.5
経済 経済 57.5↑2.5
経営 経営 55.0→
甲南大学
文 日本文 52.5↑2.5
法 52.5↑2.5
経済 52.5→
経営 55.0↑2.5
マネ マネ 52.5↑5.0
龍谷大学
文 真宗 42.5↑2.5
社会 社会 52.5↑2.5
国際 国際文化 52.5→
法 52.5↑2.5
政策 55.0↑5.0
経済 52.5↑2.5
経営 55.0↑5.0
産近甲龍の4大学はすべて偏差値を伸ばしました。
定員厳格化により関関同立受験層が流れてきたものと予想できます。
こうして見ると近畿大学が頭一つ抜けていることが分かります。近畿大学はマグロで有名な理系学部の研究力を武器に積極的な広報を行い近年非常に伸びています。大学の規模や知名度でも他の産近甲龍とは差が大きいように思います。
最近では、上位グループである関関同立に属する関大、関学、立命館に肉薄していることから関関近立を謳う方も出てきています。
かつて産近甲龍トップであった甲南大学はブランド力こそ保っているようですが、今では近畿大学に圧倒されています。これは同じ兵庫県にある関学とよく状況が似ていますね。
京都府内の龍谷大学と京都産業大学は若干龍谷がリードしています。これは立地の影響もありそうです。
【偏差値更新】日東駒専【2020】
河合塾の偏差値2020年度版が発表されました。
今回は日本大学、東洋大学、駒澤大学、専修大学、いわゆる日東駒専の4大学を見ていきます。
日本大学
文理 哲 55.0→
法 法律 55.0→
経済 経済 55.0→
商 商業 52.5→
芸術 写真 45.0→
スポ科 競技スポ 45.0↓5.0
危機管理 47.5↓2.5
国際関係 国際総合政策 47.5↓2.5
東洋大学
文 哲 60.0↑7.5
社会 社会 60.0↑5.0
国際 グロイノ 60.0↑5.0
国際観光 57.5→
法 法律 57.5→
経済 経済 60.0↑2.5
経営 経営 57.5↑2.5
ライフデザ 生活支援学 50.0↑2.5
総合情報 55.0↑5.0
情報連携 55.0↑7.5
駒澤大学
仏教 47.5↑5.0
文 国文 55.0→
経済 経済 55.0↑2.5
法 法律 55.0↑2.5
経営 経営 55.0↑2.5
グロ 57.5↑5.0
専修大学
文 日本文学文化 55.0↑2.5
法 法律 57.5↑7.5
経済 現代経済 52.5↑2.5
経営 経営 55.0↑2.5
商 マーケ 55.0↑5.0
ネット情報 52.5↑5.0
人間科学 心理 57.5↑2.5
国際コミュ 55.0(新設)
学部によっては7.5伸びたところもあり驚異的です。これは、定員厳格化によりMARCH受験層が流れてきたことが影響していると言えます。成成明学にもかなり接近していることから小規模で知名度の低い成成明学よりも大規模で知名度の高い日東駒専を選ぶ人がかなりの数いることがわかります。
その中でも東洋大学は偏差値60.0を4つもの学部で叩き出しました。日東駒専で60.0が出たのは初めて見た気がします。MARCHの中にも学部学科によっては57.5のところもあるのでこれはもう滑り止めの域を出ていますね。以前から東洋大学は勢いをつけていましたが今回の偏差値更新で日東駒専トップの座を確立し、既存のMARCH・成成明学・日東駒専という枠組みを破壊する勢いを見せています。実際に成成明学は東洋と互角にまで迫られ獨國武は圧倒されています。大学の規模や知名度を考慮すれば既に成成明学ですら圧倒されていると言えるかもしれません。スーパーグローバル大学やスポーツでの強さという武器も持っていることから正直MARCHにとってもかなり驚異となっているでしょう。
一方で、東洋大学とともに日東駒専の上位とされてきた日本大学はほとんどの大学が偏差値を上げる中でいくつかの学部で偏差値を落としました。これは何度か起こった不祥事が影響していると考えられます。これにより偏差値上は日東駒専下位に転落したと言えそうです。ただし最大の強みである圧倒的な学生数、卒業生数は健在であることから日東駒専から転落するほど凋落するとは考えにくいです。
【偏差値更新】成成明学獨國武【2020】
河合塾の偏差値2020年度版が発表されました。
今回は成蹊大学、成城大学、明治学院大学、獨協大学、國學院大学、武蔵大学、いわゆる成成明学獨國武と括られている大学を見ていきます。
成蹊大学
文 英米文 55.0→
法 法律 60.0↑2.5
経済 経済数理 60.0↑2.5
経営 総合経営 60.0(新設)
成城大学
文芸 国文 57.5↑5.0
法 57.5→
経済 経済 57.5↑2.5
社イノ 政策イノ 60.0↑2.5
明治学院大学
文 英文 57.5→
心理 心理 62.5↑2.5
社会 社会 60.0↑2.5
法 法律 57.5↑2.5
経済 経済 57.5↑2.5
国際 国際 57.5→
獨協大学
外国語 ドイツ語 52.5↑2.5
国際教養 言語文化 52.5→
法 法律 50.0→
経済 経済 50.0→
國學院大学
神道文化 52.5→
文 日本文 57.5→
人間開発 初等教育 55.0→
法 法律 60.0↑5.0
経済 経済 57.5→
武蔵大学
人文 英語英米文化 57.5→
社会 社会 57.5→
経済 経済 57.5↑2.5
全体的に偏差値が伸びているのが分かります。
定員厳格化によりMARCH受験層が流れてきたものと予想できます。
成蹊大学は4学部のうち3学部で60.0をマークしており、明治学院大学は心理学部で62.5をマークしました。その他、成城大学と國學院大学も60.0を叩き出しています。
武蔵大学も安定した偏差値を出しており隙がないです。
これは間違いなくMARCHの大学を脅かすものでしょう。
成蹊、成城、武蔵は学習院とともに東京四大学と呼ばれることもあり、それぞれお洒落で小規模な校風を持っています。かつては学習院が高かったためMARCHとともにGMARCHとして括られることもありましたが、今では4大学のレベルはかなり接近してきているのでこの4大学でグループを形成する可能性もありそうです。
獨協大学はいよいよ他大との差が開き、このグループから脱落する可能性がありそうです。これには中央大学と同じく立地が響いていると考えられます。ただし、中央がMARCHという強力なグループに守られているのに対して獨協には成成明学獨國武というかなりマイナーなグループしかなく下降に歯止めがかからないのが厳しいところです。
偏差値は不調なものの実績ではMARCHにも並ぶと言われる強力な外国語学部を持つのでいかにこれを高めていくかが勝負になりそうです。